紅茶ブログ|ホテル花庵

お茶製法の違い

随分秋めいて参りましたね♪ホテル花庵があります日光中禅寺湖あたりでは
いい感じで紅葉が始まっています♪

前回ブログでお話させて頂きました〜お茶の樹のお話〜ブログにお返事沢山頂きました。
有難うございました。
そのお返事の中で一番多かったメッセージが
「日本茶も中国茶も紅茶も同じ茶葉から出来ているなんて知らなかったです!!」
というメッセージを頂きました。

今日は簡単に、その製法を説明させて頂きたいと思います。

同じ茶葉(生葉)でもその製法の違いというのは、簡単に申し上げますと、
発酵の度合いによって、出来上がるお茶の種類が変わるのです。
ここでの発酵は、後発酵のプーアール茶を除いて、菌をうえつけるのではなく、
お茶の葉が摘み取られてから時間の経過とともに酸化酵素が働き、
その酵素の働きによって、それぞれのお茶に仕上げられるというわけです。


●茶葉の製法は、発酵度の違いに分類されています
*図の下に行けば行く程発酵が強くなっていきます


*発酵始めの紅茶


*発酵が完全に終わった紅茶
ほとんどの紅茶が完全(強)発酵茶だったのです♪♪
少し難しいお話でした♪

Tea Producer MASAKO
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紅茶と日本茶と中国茶のお茶の樹のお話

紅茶も日本茶も中国茶も同じ茶葉から出来ているのですよ〜 私はこのことを最初聞い時、とても驚きました!!

これらを作っているお茶の樹は一体何??
それは、ツバキ科の常緑樹(学名カメリアシネンシス)の葉を使って、異なった製法で作っているのです♪

異なった製法でつくられた紅茶は、茶葉の「部位の名前」と茶葉の「区分(グレード)」があります。

今日はこの茶葉の「部位の名前」をご紹介しましょう♪
下の写真とご一緒にご覧下さいね♪


(1)1枚目の葉・・FOP(フラワリーオレンジペコ)
   一番先端にある新芽の部分(一枚目の葉)
   特に葉が開く前は、TIP(テップ)といわれることもあります

(2)2枚目の葉・・OP(オレンジペコー)
   先端から2枚目の葉

(3)3枚目の葉・・P(ペコ―)
   先端から3枚目の葉

(4)4枚目の葉・・PS(ペコ・スーチョン)
   先端から4枚目の葉

(5)5枚目の葉・・S(スーチョン)
   先端から5枚目の葉

これは、あくまでもこの茶葉の部位の呼び名なのです♪

上質な紅茶は、「一芯二葉摘」といわれて、上から3枚目までの茶葉だけを摘み取って、
それぞれの紅茶を美味しくお召し上がり頂くのに最適な茶葉に区分(グレード)されて作られます。

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